◆千葉県:館山商工会議所で指導員が代行手数料を不正徴収◆
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営業時間の短縮等の要請に応じた事業者に支払われる「協力金」の申請について、千葉県館山商工会議所の男性職員(50)が申請事務の代行を行い、見返りとして事業者から不正に手数料を徴収などしていたことが分かりました。
6月4日に情報提供を受けた商工会議所が、指導員の業務記録にあった15の事業者を調査したところ、このうち3つの事業者から「経営指導員に申請事務の代行」を依頼し、合わせて53万円余りの手数料を支払ったとの証言を得たとのことです。
また指導員はこれらの事業者に対して領収書を発行しており、県などはこうした行為も不正に当たると指摘しています。
商工会議所の聞き取りに対し指導員は、同じ手口でこれまでに複数の事業者から合わせて約190万円の手数料を得ていたという趣旨の話をしており、この過程で業務記録にはない別の事業者についても申請事務を行っていたことが分かっています。
商工会議所を指導監督する県は館山商工会議所に対し、外部の専門家を交えた調査委員会を設置することを指示し、全容解明に努めるとしています。一方、館山商工会議所の上野学専務理事は「非常に重大な事案と認識し、深く反省しています」と陳謝した上で、全容解明と再発防止に取り組む考えを強調しました。