◆福島県下商工会議所女性会(福島県):使用済みポスターなどを買い物バッグに◆
福島県内の商工会女性会では、各事業所で使用し終えたポスターやカレンダーをショッピングバッグに再生する試みを開始しました。田村市の滝根町商工会にて19日、作り方の講習会を開催。循環型社会の実現を目指し、今後は県内全域に取り組みを広げたい考えを示しています。
事業所には観光やイベント、各種啓発など、さまざまなポスターが届けられます。取引先から贈られるカレンダーも多く、掲示しきれないこともあるとのこと。資源を無駄にしないための1つの方策として、ショッピングバッグ作りを考案したのが始まりです。
19日の講習会には、県商工会女性部連合会長の二瓶恵美子さん(滝根町商工会女性部)ら5人が参加。飯坂町商工会女性部長の島田恵美さんが講師を務め、島田さんが作成した手本を基にバッグを作成しました。
二瓶さんは「持続可能な開発目標(SDGs)への関心が高まっている。資源を無駄にしないということを身近なところから発信していきたい」と話していました。
◆飯田商工会議所(長野県):飲食店応援プロジェクト「いいだHappy Eats」始動へ◆
飯田商工会議所(原勉会頭)は17日、飯田市内の飲食店や食に関する情報や取り組みを集約し、ホームページ(HP)とパンフなどで発信する「いいだHappy(ハッピー)Eats(イーツ)」プロジェクトを始動させました。
11月3日には関連イベント「Happy Eatsフェア」を開き、飲食店を応援する企業も募る。長引くコロナ禍に苦しむ地元飲食店を面的に支援しようと、「第2回県テイクアウト・デリバリー応援事業」補助金を活用して具体化。
情報の一元化と共通ロゴマークを使ったイメージの統一、別のイベントや過去の事業との柔軟な連携により来店・注文したくなる環境を整え、利用者には「幸せでおいしい時間」を提供します。
HPは今年2月に公開し、一定の効果があった104店のテークアウト情報サイト「おうちごはんプロジェクト」を受け継ぎ、飯田の飲食店・食情報の「まとめサイト」として11月1日に公開する。未掲載店を追加するほか、キッチンカーやイベントなどの情報も紹介します。
参加店を網羅したパンフレットも11月1日に発行し、各店にはロゴステッカーを配布。テークアウトの利用者に向けた名刺大のメッセージカードも用意する。企業がおおむね10個以上の注文で飲食店を応援する「いいだHappy Eats Biz」も体制を整えながら具体化し、いずれはHPから注文できる仕組みも構築したい考え。
Happy Eatsフェアは参加店の中から出店・販売者を募って開き、テークアウトと食文化発信の機会とします。11月27日に同会議所の青年部が市公民館前と中央公園で開く「南信州キッチンカーフェスティバル」とも関連付け、イベントを盛り上げます。
原会頭は会見で「個店の努力ではどうにもならない状況にあり、事業者に元気がないと来年3月の飯田お練りまつりはできない。『顧客が資産』であることをみんなで認識する最初のきっかけにしたい」と話しました。
事業に関わるディレクター・コピーライターの佐々木公美子さん(55)は「ロゴはご飯や温かさ、連帯をイメージしたもの。お練りまつりやリニアに向け、外に情報発信するにもちょうどいい頃合い」と話し、食情報のプラットフォームとして育てたい考えを示しました。
◆長野県:星野リゾート 旧小樽商工会議所にホテル開業を発表!◆
国内外に51施設を運営する星野リゾート(長野県北佐久郡)は、JR小樽駅から徒歩約10分の色内大通り沿いに建つ「旧小樽商工会議所」に、ホテルOMO5小樽を開業することを発表しました。(開業予定:2021年冬)
OMO(オモ)は、同社が展開する都市観光ホテルブランドの一つで、今回開業するOMO5小樽は「ソーラン 目覚めの港町」をコンセプトに、港町小樽の知られざる歴史や文化・食の魅力を届けることで、旅のテンションを上げるホテルを目指す方針。
3階建ての同会議所をリノベーションした南館と、機能性とデザインを追求した7階建ての北館で構成され、客室92・OMOベースのフロント・カフェ&ダイニング・ラウンジ・ライブラリーと、大浴場・サウナを完備するとのこと。
また小樽の街歩きを充実する「ご近所マップ」を設置し、ガラスやスイーツなどの土産屋や寿司屋、市場などの情報を掲載します。
小樽の文化やスポットを紹介するツアーでは、鱗友朝市で勝手にお節介丼ツアーを企画するなど、宿泊することで小樽の歴史や文化、食の魅力の新たな一面を再発見できる旅の提案ができる体制を整える予定です。
同会議所の建物は、1933(昭和8)年に建てられた3階建・鉄筋コンクリート造(延べ1,370平米)。外装は石川県産千歳石で彫刻が施され、正面玄関には土佐産の大理石を用い、昭和初期の貴重な建造物として、1985(昭和60)年7月、市の指定歴史的建造物第10号に指定されています。
◆稲美町商工会(兵庫県):「車のローン返済に」商工会職員が400万円着服 / 懲戒解雇へ◆
兵庫県稲美町商工会に勤務する30代の男性職員が、会員から預かった現金約400万円を着服し、5月に懲戒解雇の処分を受けていたことが、同商工会への取材で分かりました。
男性職員は昨年5月ごろから1年にわたり、複数の口座から現金を引き出していたといいます。周囲の目を盗み、書類や伝票に「自ら上司らの印鑑を押した」こともあったとのこと。
同商工会によると、男性職員は県商工会連合会が2015年に採用され、19年に稲美町商工会に配属されたばかり。21年5月に会員の部会費に支払いの不備があり、通帳を確認すると複数回、引き出された形跡があったことを職員が発見。
男性職員を問い詰めたところ、着服を認め、「車のローンの返済に使った」などと話し発覚したとのことです。なお、着服金は既に全額返済され、刑事告訴はしない方向です。
同商工会の安福均事務局長(56)は「会員にはご迷惑を掛けて申し訳ない。通帳の管理体制を徹底し、信頼回復に努めたい」としています。
◆蒲郡商工会議所(愛知県):令和3年度おくみかわ創業塾受講生募集のご案内◆
奥三河の5つの商工会の共同事業として、10月8日より全5回コースの創業塾を開催します。創業を考えている住民・開業まもない経営者が対象となります。
創業に興味のある方、近々開業を考えている方、創業間もない方など、やりたい事を仕事にしたい人をサポートするために創業の心構え、税務の基礎知識などが習得できる講座構成。
お勤めの方、主婦の方、学生の方等、どなたでも受講できます。夜(19:00-)に開催するので、お仕事や学校の後に参加することもできます。創業に向けた心構えや創業に関する基礎知識、ビジネスプランの作成などについて、分かりやすい解説をお聞きいただけます。
創業の夢の実現に向けた第一歩として、ぜひご参加ください。
◆宍粟市商工会(兵庫県):プレミアム商品券で、地域経済の立て直しを。◆
新型コロナウイルス感染症拡大で苦境が続く地域経済を支えるべく、兵庫県宍粟市商工会は9月15日より、市内の店舗で使える3割のプレミアム付き「しそう地域応援商品券」25,000冊の販売を行います。
市民限定で6,500円分(500円券13枚つづり)を5,000円で購入することが可能。購入・使用とも有効期限は2022年1月31日までとなっています。
宍粟市が国からの臨時交付金を活用して約1億6,250万円の予算を確保し、補助金として市商工会に交付されました。商品券は約330店舗で使用することができます。
なお、6,500円分のうち3,500円分は市内に本店がある店舗を対象とした「地元店専用券」。ほかは飲食店と宿泊施設で使える券が1,500円分、市内に本店がない店舗も含めた「全店共通券」が1,500円分となっています。
15日までに各世帯に届く引換券のはがきを市内の郵便局に持参して購入することが可能です。はがきにある宛名シールの整理番号で、購入日が決まっているためご注意ください。
1世帯1冊は必ず購入でき、最大3冊まで。取扱店舗は市商工会(TEL0790-62-2365)のホームページで紹介しています。