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◆吉川町商工会:「今が将来への岐路」と語る。〜市町村・商工会議所合併〜◆


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合併から15年がたった兵庫県三木市の吉川町地域について、来年4月には地域内の小学校3校が再編され、市役所吉川支所と吉川健康福祉センターとの統合が計画されるなど、取り巻く環境が変わり始めています。

www.shoko.yokawa.hyogo.jp

少子高齢化など地域の行く末が心配される中、「今が将来への岐路」と吉川町商工会が中心となり、地域の活性化に向けて住民らが動き始めました。


合併で、婦人会などの住民団体三木市の団体への合流が徐々に進みました。「商工会と三木商工会議所も議題になった」と同商工会の冨田孝昭会長(65)。

※商工会議所への合流=商工会の廃止を意味する。

www.mikicci.or.jp


財政状況を考えると、合併を考えざるを得ない時期に来ている-。
市町合併論議が高まり、国からの地方交付税などが優遇される合併特例法の期限切れを前にした2002年3月、岩波さんは町議会で表明していました。

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酒米山田錦の生産や多くのゴルフ場で知られ、「財政的にも優等生」ともいわれた同町。町の貯金にあたる財政調整基金も潤沢でした。岩波さんは続ける。「当時、1町を維持するに越したことはないと、私も含め多くの町民が思っていた」と。
確かに基金はあったが、(収入に対する借金返済の割合を表す)実質公債費比率は増加傾向にあった。10年先を見据えると、町のままでは財政状況が厳しくなる、と判断していたのだとか。

ja.wikipedia.org


かつて、吉川と神戸を結ぶ自動車専用道路をつくる構想もあったといいます。「実現していれば、神戸と合併する可能性もあったかもしれない」とも。

合併先は、行政や文化的つながりの深い三木市か、買い物など生活圏となっている三田市かで意見が分かれ、町議会の特別委員会では「三田の方が歳入規模が大きいのに、なぜ三木との合併を求めるのか」との意見もあったのだとか。

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岩波さんは「合併の総括をするのは15年では早い」としながら、しかし、合併当時に9千人余りだった吉川町地域の人口が7千人を割ったのは衝撃的といい、「若い人が望むことをもっと市政に反映してほしい」と期待する。

www.kobe-np.co.jp