◆あの人の仕事を覗いてみた!~商工会議所(商工会)編~◆
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「あの人の仕事を覗いてみた!」の第1段目となる今回、ご紹介する仕事は「商工会議所(商工会)」について記載したいと思います♪
各市町村に点在する行政団体(機関)でありながら、そこで働く職員の仕事や過ごし方が知られていないなーと思い、初投稿に選出しました。
- 商工会議所(商工会)って、何するところ?
- 職員の1日の過ごし方に迫る!
- 必要のスキル・資格について
■商工会議所(商工会)って、何するところ?
商工会議所とは、国(行政)に近い非営利の経済団体の一つに位置付けられます。商工会議所法という根拠法に基づき、国内の企業と地方を活気づけることを目的に組織されています。
商工会議所は会員制の組織です。会員に対しては幅広いサービス(経営相談・低額保険・退職金共済等)を提供し、会員から徴収する会費が主たる収益源となっています。
各地の拠点では、地域振興(イベント・催事等)や、地域の個人事業者や中小企業に対しての経営相談や、企業同士の交流会の仲介等、さまざまなサービスを提供しています。
■職員の1日の過ごし方に迫る!
さて、そこで働く職員の方々は、いったいどのような1日を過ごしているのか、覗いてみましょう!
●9:00「始業」-12:00
全国の商工会議所・商工会は、概ね9:00(始業)-17:15(終業)で営業しています。対峙するお客様は会員・非会員(いずれも経営者や幹部クラス)問わず、アポイント無しで来所されることも少なくありません。
午前中は比較的ゆっくりしており、メールチェックや全国の商工会議所向けの共有掲示板等を確認して、情報整理を行います。
●12:00「ランチタイム」
就労時間上、休憩時間は45分であることがほとんど。お弁当や通勤時に購入でもしていない限りは、近くの売店やお店に急いで向かうことも珍しくありません。
貴重なランチタイムは、案外余裕のない休憩です。また地域によっては職場近くに「会員となっている飲食店等」もあるため、会員事業者への売上貢献という名目でお店を選ぶこともあるのだとか。
●13:00-17:15「終業」(平均相談件数は1~3件)
事業者とのアポイントは、14:00以降で取ることが多かったように思います。(飲食店はランチタイム終了後ですし、業界によっては比較的都合がつきやすい時間なのかもしれません)
最近ではコロナ関連の影響で経営が悪化している事業者も多く、補助金・給付金等の申請相談や事業計画書の作成支援対応を行っているのだとか。商工会議所(商工会)に勤める職員は、日商簿記検定2級が採用要件になっていることが多く、財務・経営の知識が豊富であるため、経営改善にかかるアドバイスを無料で受けることができます。
例えば開業相談・税務相談にも、わざわざ税務署に足を運ばずとも、商工会議所(商工会)で悩みが解決できます。職員はこれらの知識を保持していなければ相談対応ができないため、日々研鑽と努力する姿勢が求められているというわけです。
■必須のスキル・資格について
この仕事では、多様な経営相談等を受けることが多いため、幅広い知識とノウハウが求められます。最低限募集に必要とされる資格等は、以下の通りです。
➢融資や経営相談等の際に、生かされます。実際に財務諸表から経営改善が必要なポイントを明示し、伴走支援に取り組みます。
➢経営を網羅的に、かつ客観視し、最適な経営改善提案を行う際に生かされます。
➢事業者が小売業の場合、ディスプレイ設計や単価UPの為の動線確保等、改善提案を行う際に生かされます。
いかがでしたか?今回初めての仕事紹介でしたが、引き続きジャンルを問わずアップして参ります。ご参考になれば幸いです。